現在の西安市は人口700万人、総面積9983平方キロメートルです。市の中心部は明代の城壁に囲まれているが、町の規模はそれよりはるかに大きい。 城壁は一種の観光の目玉にもなっていて、古都西安の面影をよく残し、風情を感じさせてくれる。また、町の中心である鐘楼と鼓楼も残され、現存する唯一の中国的な城壁都市として機能している。西安の周辺には、原始時代からすでに肥沃な大地に人類が足跡を残しており、半坡遺跡博物館などの村落遺跡などが発掘されている。また、各時代の皇帝たちの陵墓が数多く残され、そこからの出土品も豊富である。 中国初の皇帝である秦の始皇帝陵墓の地中軍団である兵馬俑が発見されたのは、1974年のこと。現在もまだまだ発掘、研究が進められている途中である。陜西省の豊富な出土品、歴史文物を近代的な設備で陳列する陜西省歴史博物館もあり、西安は中国の歴史、文化を知る上で大変重要な都市となっている。
自然環境:東経107゚40'〜109゚49'、北緯33゚39'〜34゚44'、年平均気温14.7゚C、年平均降水量312.2mm、年間日照時間約1700時間。
航空:西安国際空港は中国四大空港の一つで、日本など多くの国への国際線が開通している。日本の名古屋、新潟、広島、東京、福岡などへの直通航路がある。
鉄道:西安駅は中国八大特別駅の一つで、一日の旅行客は3万人、一年の貨物量は3000万トン。
国際交流:西安はローマ、カイロ、アテネと並び世界四大文明古都と称し、中国では最も著名な古都です。国内外での知名度は高く、国際交流も盛んに行われています。西安は日本の京都、奈良、船橋、韓国の慶州、イランのイスファハン、イギリスのエジンバラ、アメリカのカンサスシティなど15都市と有効都市関係にあります。そして、留学、貿易、科学技術、文化等、広い範囲で交流を行っています。古来より、留学生都市の伝統を受け継ぎ、現在も世界中から多くの留学生が西安で学んでいます。
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