![]() |
||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||
第8回 婦人科特集 その二 |
||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||
おりものについて 正常なおりものとは、生理前と妊娠期間中の白色のものだけで、それ以外はすべて何らかの身体の異常反応です。中医学の婦人科では、おりものを「帯下病」といって一種の病気とみなし、治療を勧めています。
出産後は大手術の後と同じ 排卵から生理までの間、女性の身体は卵巣や子宮だけでなくすべての臓腑がフル活動しています。排出される頃の身体はオーバーヒート状態です。ですから余計な負担をかけぬよう、生理前は生ものや過冷食品、油もの、お酒などを控え、むやみに怒って肝を傷つけないようにすることが大切なのです。妊娠、出産はこうした女性の身体の働きの極めつけといえるでしょう。出産後の身体は体力、抵抗力が極度に低下している為ちょっとしたことが思わぬ病気につながります。中国では、出産によって母体は身体の一部を失い、陰部はその傷口なので普段より何倍も注意しなければならず、産後にかかった病気は死ぬまで治らないと恐れられています。しかし日本では妊娠中は神経質なまでに気を使いますが、出産後はすぐ元の生活に戻す人が多いようです。
更年期における生理 更年期の閉経は40代後半から50代にかけて起こります。生理が2ヶ月に1回、3ヶ月に1回とだんだん周期が長くなってゆき、やがて閉経します。毎回の量は比較的多めですが、少なくても異常ではありません。ただし生理前特有の下腹部痛や腰痛があるのに排出されないのは新陳代謝の異常ですから治療が必要です。 閉経によって卵巣は縮小し、その際陰部の痒み等の症状が出ることもありますが自然に治ります。 |
||||||||||||||||||||||||||