臓腑の効能低下と代謝異常の関係
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症状
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関連臓腑
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原 因
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水
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小便不利・皮膚の痒み・顔や手足のむくみビール腹 |
肺・腎・
脾膀胱
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外因 冷えと湿度
内因 ストレス 怒り
不内外因 暴飲暴食 肉体重労働セックス過多出産過多
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血
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生理痛・生理不順・肩こり・しみ・ほくろ爪の色が悪い・爪にスジが出る・二枚爪 |
肝・心・脾肺
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気
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ギックリ腰・肋間神経痛・急に首が回らなくなる・全身に力が入らない |
腎・肺・胃
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代謝の異常はインフルエンザのようにウィルスによって起こるものではなく、個人の日常生活が主な原因です。まだ病気には至らず関連臓腑の効能低下なので、病院で検査しても異常は見つからないでしょう。しかし、放っておくと糖尿病やリューマチ、脳梗塞などにつながる危険性があります。
身体の為に良い運動と悪い運動る
健康の為の運動の目的は、代謝を良くし、過激なカロリーを消費することです。日本人は1日の運動量に比べ、お酒と美食によってカロリー摂取量がかなり多くなっています。運動不足は代謝異常の原因にもなるのです。
「有酸素運動」とは、ウォーキングや体操など軽くて持続的な運動のことで、これらは酸素を沢山使って体内の悪いものを外へ出すのに効果的といわれています。なにも汗だくになって、翌日筋肉痛になるほど身体を動かす必要はないのです。逆に、準備運動もせずに激しい運動をしたり、走った後すぐに座ったりすると筋肉を痛め、心臓にかなりの負担をかけます。運動前は筋肉だけでなく、意識と呼吸の準備をするようにしましょう。これから運動するという意識を高め、鼻から吸って口から吐く呼吸を繰り返すことによって体内に酸素が行き渡り、筋肉が柔らかくなってきます。
運動に最も適した時間帯は静かで空気の澄んだ朝です。夜に激しい運動をすると脳が興奮して安眠出来なくなります。ですから夜間のジョギングはお勧めできません。たまのゴルフやエアロビクスも健康の為の運動とはいえず、逆に普段使わない筋肉に負担がかかったり、汗をかいた後にビールを飲んで翌朝ギックリ腰・・なんてこともあります。「健康は1日にしてならず」、とにかく毎日続けることが大切です。
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